2010年1月2日土曜日

「魔笛」公演への理事長コメント

魔笛は、とても音楽的にも、舞台的にも、どれをとってもほかに出しても恥ずかしくないようなできだと考えます。
音楽的には、皆が同じ方向をきちんと向いていて、オペラの本当の意味での総合的にうまくいった公演でした。
ぜひとも名古屋の皆さんにみていただきたいものでした。
また大人にも子供にも良くわかる手法で演出されていたと考えます。
従って稽古は、辛くはなく(どのようにしたら良いのかは、よくわかるので)大変に良くがんばれた稽古でした。
皆の想像力をふんだんに使って、音楽的にも舞台的にも余分なことをせずに常にナチュラルな姿勢を貫いた公演でした。
特にエレクトロニクスの力を最小限におさえた公演としては、おもしろい試みがみのっていました。
例えば雷の音は、トタンを本当にたたいたり、陰のコーラスをマイクで拾わなかったり、、、逆にすべてを自前でやる工夫が必要でしたが、それも楽しいものでした。