2012年1月2日月曜日

今年の抱負(NCO理事長)

まず、2月のガラコンサートですね・・・そして来年度予定のモツレクのホール取り、そして合唱団員の募集です。
 新しい歌い方、譜面に忠実な歌い方、をいかに広めていくのかをテーマに団員の拡大を図りたいと考えます。いままで疑問に思わなかった歌い方にメスを入れて、より譜面に忠実な音楽を再現する。
 もっと自然な歌い方が必ず存在するはずです。叫ばない《f》よくきこえるオケを抜けてきこえる《p》聴いていて疲れない《声》何語でも自然に聞き取れる、表現できる《ディクション》等です。

 ガラコンサートは、熱田文化小劇場の特性をよく考えた進行にするために、ふしぎさんのMC軸に、如何にしてお客様を引き込むかという事にポイントを置いて考えています。前半は、アラカルト過ぎて大変ですが、脈絡もまとまりも統一感に欠けるようですが、如何にしてお客さんとそれぞれの音楽のぬくもりを分かち合えるのかをテーマに、人間の喜怒哀楽をきちんと客席に届けたいと考えます。
 今回のオーケストラは、アマチュアながら、音符を追っかけるのみでなく、弾き方等も変化することができるので、楽しみです。特に管楽器が、ウィーン方式なのでサウンドがとても特徴的で、自分は特にモーツァルト・ベートーヴェンにしっくりと来ると考えています。そこから進化していった、ヴェリズモの音楽・ロマン派の音楽と言った遍歴の中に多くのオペラが存在し、歌が進化していきました。その時代の表現も、きちんと把握しオーケストラ共に共有していきたいと考えます。ビブラート一つとっても、大切な事なのです。今回は、そんな意味でも、良い歌い手さんに出演していただけるので、楽しみにしています。言葉は、イタリア語・ドイツ語・フランス語・これだけあるのでなかなか大変ですが、合唱団も良い位置に着くことが出来ています。
 そして、昨年も出演していただいた、カーターさんにも来ていただいてロッシーニを歌って??頂くので、声のガラなのに、楽器も絡んで、とても興味深い演奏会になるでしょう。カーター氏のクラリネットは、今のところ日本一、いや世界一かもしれません。彼が演奏すると、オケの音も引っ張られて変わってしまいます。又、ロッシーニなので前半の締めくくりを上手くまとめてくれると考えます。
 後半は、ベートーベンフィデリオなので、まとまりが有りますが、オペラの抜粋になるので、わかりやすいように如何にするのかがポイントになってきます。そこで字幕の代わりにふしぎさんに語っていただくので大胆に切り込んでいきたいと考えています。
 明かりを全く使用しないので、音楽のみの勝負になって、手応えがとてもあります。今回のオケに最もしっくり来る音で、ソリストとコーラスが如何に絡んでいけるのかが楽しみな聞き所の一つと言えます。

 フィデリオは、2013年度NCO8回目の公演でホールオペラに仕立て上げられると良いと考えております。

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